iot・m2m企業以外も注意したい格安simのモバイルデバイスのデメリット

あらゆるものがインターネットにつながり、ビジネスの世界でもiot・m2mの普及が進んでいます。
今後は製造業や運輸業以外でも、iotデバイスを導入する企業が増えていくことでしょう。

まだ本格的なiot化を進めていないという企業でも、従業員用に格安simのモバイルデバイスを契約しているところが増えています。
大手キャリアに比べて数十%も料金のコストダウンが図れるため、今後もこの傾向は続くのではないでしょうか。

一方、格安simにもいくつかのデメリットがあります。これから法人用の格安simを契約しようと検討しているのであれば、それらのデメリットも心得ておくことが大切です。

まず、格安simの場合、大手キャリアのような定額で無制限に通話ができるプランがほとんどありません。
そのため、格安simとはいっても、音声通話を頻繁に利用するのであれば大手キャリアよりかえってコストがかかることになることもあり得ます。それぞれの企業の状況に応じて、格安simに乗り換えて大丈夫かよく検討しましょう。

また、格安simに乗り換えると、これまで使っていた大手キャリアのキャリアメールが使用できなくなってしまいます。
メールアドレスが変わるだけでも変更の連絡など手間がかかりますが、それだけでなくガラケーを使っている人にメールが送信できなくなる可能性もあることに注意してください。

格安simだからといってガラケーにメールができないわけではありませんが、ガラケーを使っている人は大手キャリア以外のアドレスをブロックしていることが多いです。
そのため、事前に自社のアドレスを許可してもらうよう、必要な相手に連絡しておかなければなりません。

他にも、大手キャリアでは利用できていたアプリやサービスが格安simでは利用できなくなることも考えられます。
通信事業者が変わったところでインターネットやアプリの利用とは関係ないと思いたいところですが、まれに事業者によっては対応していないサービスがあるのです。ですので、契約前に必要な確認は抜かりなく行いましょう。