iot・m2mではない格安simの一般的なモバイルデバイス向けの法人用プランを選ぶ際のポイント

ビジネスの分野でも、iotやm2mいう技術の普及によって格安simが勢力を伸ばしています。
しかし、大手キャリアには法人向けの相対契約というものがあるため、格安simの各業者がそこから顧客を取ることはなかなか難しいのも確かなことです。

とはいえ、格安simへの認知度も高まり、それに伴って法人向けの魅力的なサービスを提供する業者も増えています。
そこで、ここでは法人が格安simと契約する際に注意しておきたいことを見ていきましょう。

格安sim業者は、自社の通信回線ではなく大手キャリアの設備を借りて運営しています。
そのため、どこのキャリアの回線を使用しているかによって、電波の安定や速度など通信状態が変わってくることを覚えておきましょう。
各キャリアごとに所有する基地局の位置や数は違うので、契約を検討する格安simが自社にとって使いやすいキャリアの回線を使用しているかを事前にチェックしておいてください。

格安simといえば、文字通りその「格安」の部分が最も大きな魅力です。ただ、格安simでも業者によって料金には差があります。基本プランを比較してみても、月額1,200円というところもあれば、月額2,000円というところもあるのです。

個人での契約なら数百円の違いですが、法人で数十台、数百台単位でモバイルデバイスを契約するとなると、この差は莫大な結果になります。わずか数百円の差とはいえ、格安sim業者を選ぶ時は料金にこだわりたいものです。

大手キャリアでは2年間の最低利用期間があります。
期間途中で解約すると、1万円前後の違約金(キャリアは解約手数料としていますが)が発生するわけです。格安simにはそこまでの制限はありませんが、各社数か月から1年程度の最低利用期間は存在します。
なかには期間の制限なく無料で解約できる業者もありますが、そういう業者はまだまだ少ないです。契約途中で不都合が発生するとも限らないので、最低利用期間がなるべく短い格安sim業者を選びましょう。